これまで各先生がたの手帳・メモ術を解説してきました。今回は、おまけとして、実際に私が使っている手帳を写真つきでご紹介していきます。少しでも参考にしていただければ嬉しいです。
先生がたのノウハウは下記をご参照ください。
【1人目】ワーク・ライフバランス社の社長・小室淑恵さん
【2人目】『「超」整理法』の野口悠紀雄先生
【3人目】『100円ノート「超」メモ術』の中公竹義先生
この記事はぎゃふん工房の作品レビューから移植したものです。
自分の手帳を公開
▲私がいま使っている手帳。商品は「ブレイリオ S&Mホルダー A6」という革製のノートカバーです。
▲中を開くとこんな感じ。左にスケジュールシート、右にノートをセットしています。
[スケジュール]「超」整理手帳を自作
▲スケジュールシートは「超」整理手帳を模して自作しています。本来なら、「超」整理手帳そのものでいいわけですが、このA6サイズが市販されていないため、仕方なく自分で作っているのです。
▲「超」整理手帳は1マスが1日(1列が1週間)ですが、1マスが1週間(1列が4週間)になっているオリジナルシートも自作しています。ここにはおもに小説の執筆予定を書いています。1週間に1日しか執筆しないため、こういうスケジュールシートが重宝するのです。
▲さらに、1マスが1か月(1列が1年)のシートも作っています。むこう10年ぐらいの計画が立てられます。時間が可視化され、人生における残り時間の少なさがわかってしまう恐ろしい代物です。そもそもこのシートを使い切るまで生きられるのか……。
▲スケジュールシートは意図しないところで広がらないように、それぞれ「クリップルーラー」という商品で留めて収納しています。これは線を引くための定規にもなります。
[メモ]100円ノート術を高級ノートに導入
▲メモ帳として使っているのは、100円ノートではなく、「ミドリ MDノート<文庫> 横罫」(630円)です。自由な発想ができるように、罫線の入っていない「無地」を用いています。
▲中身はこんな感じ。左が仕事のメモ、右が小説のメモです。
▲罫線が入っていないと「インデックス」が作れないため、ルーズリーフを切り取って貼り付けています。
▲「検索マーク」がつけやすいように、表紙の裏側にも同じようなものを貼り付けています。
▲無地のノートであっても、紙の側面に線を入れておけば十分に「インデックス」「検索マーク」として機能します(写真では、あとで思いついて線を入れたので、少しズレていますが)。
▲手帳を分解してみました。このようなアイテムで構成されているわけです。
[デジタルとの連動]創作は紙で行ない成果物をクラウドに保存する
▲iPad mini、iPhoneに「超」整理手帳のアプリを入れています。「スケジューリング」は紙のスケジュールシートを使って行ない、その結果をGoogleカレンダー(Macのカレンダー)に入力します。作った予定はこのiPad mini、iPhoneで確認・閲覧するわけです。
▲ブログの記事の構成は無地のノートを使っています(ただし、この方法がベストなのかは模索中)。ノートは持ち歩かず、必要に応じてiPad miniまたはiPhoneで誌面を撮影しておき、出先で見たい時は撮影した画像を開きます。
▲小説の構成も紙で行ないます。ノートを使わないのは“立体的”に考えられるようにするためですが、この方法がよいかはやはり検討中です。
まだまだ発展するか? 自称・小説家を名乗るための手帳・メモ術
ここでご紹介したのはあくまで「現時点」で私の使っている手帳で、今後さらに改良を重ねていきたいと思っています。
今回ふれなかった問題に「小説の校正作業をどうやるか」という点があります。本文の執筆そのものはパソコンを使い、それを紙に印刷して校正・推敲作業をしていたのですが、じつはiPad miniがツールとして有効であることが最近わかってきました。モニターの画面では誤字・脱字の発見が難しいため「校正は紙でやるべき」と信じて疑わなかったのですが、それはあくまで「パソコンの画面」であって、タブレットのそれではないようです。
かといって、小説の校正は誤字・脱字を発見することだけではなく、「作品としての良い・悪い」を判断することも大切で、それはやはり紙でやるべきだと思っています。だから、どのタイミングでタブレットを使っていくのかが今後の検討課題となります。
またノウハウがまとまり次第、ご報告していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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