横浜の洋館でマヨは束の間の幸せをかみしめた
『天使の街〜マヨ〜』第1部第2章で、マヨは横浜・中華街を訪れます。といっても、ご飯を食べに来たのではなく、その先にある洋館でバケモノ退治をするのです。このページでは、物語をより深く味わっていただくために、モデルとなった洋館の写真を掲載します。小説といっしょにお楽しみください。
*写真は2012年11月に撮影されたものです。
画像は小説の雰囲気に合わせて“アニメの背景”のように加工しています。画像をタップ(クリック)すると加工前の画像が表示されます。
豪勢な住宅が建ちならぶなかを歩いていると、深い緑の向こう側に、目的地である洋館が見えてきます。
建物の豪華さにくらべると、門は意外にこぢんまりとしている印象を受けます。
門から建物へ、こんな情緒あふれる遊歩道のような道を歩いていきます。
庭の一角。柵のむこうはふつうの道路ですが、柵を隔てたこちら側は非日常的な空間です。
庭にはベンチがしつらえてありました。「本なんて読んだら気持ちがよさそう」(マヨ談)。
マヨたちが家を訪ねたのは昼下がり。強い陽の光を浴びて、ベージュ色の壁に緑の窓枠が映えます。
この家の玄関。ガラス張りなので、なかから人が出迎えてくれるのが見えました。
この邸宅の夫人がマヨたちをもてなしてくれた応接室(ただし、写真は別の洋館のものです)。
小説には登場しませんが、応接室の奥にダイニングルームがあります。
小説ではマヨたちは調度品に目を奪われたとありますから、たとえばこれと似たようなモノが置かれていたのでしょう。
マヨたちはバケモノを探すため2階へあがっていきます。こんな感じの階段をのぼっていったのでしょう。
階段をのぼりかったところから伸びる廊下。マヨたちは突き当たりのドアをめざします。
突き当たりは子ども部屋でした。夫人のお話から、小学2年生の娘さんの部屋だと思われます(なお、小説の描写と実際の間取りは多少異なります)。
子ども部屋にも専用のバスルームが設けられています。さすがお金持ちの家といったところでしょうか。
書斎。この日、主人は不在でした。あとで話を聞くと、夫人は会社の社長で、この部屋は彼女が仕事をする部屋だそうです。
夫人の寝室。主人の寝室はまた別にあります。マヨたちはこの夫人の寝室から悲鳴があがるのを耳にします。
悲鳴は夫人のものでした。そのとき彼女はシャワーを浴びていました。おそらくこんなバスルームだったにちがいありません。
ここで紹介した洋館は、イギリス人の貿易商ベリック氏の邸宅として建てられた〈べーリック・ホール〉です。
小説では当初「ゲーム『バイオハザード』に出てくる洋館」を舞台にすることを考えていましたが、「もっとリアルに」「より身近に」という方針から、実在の洋館をモデルにしました。
なお、『天使のしるし』第3章の舞台となる洋館は、まさに『バイオハザード』の建物をモデルにしています。