サキ

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サキはみんなのアイドル!

サキは麗宝学園高等部の1年生。ハルカヤヨイマヒルと同様に、心霊研究クラブSDK(Sinrei Daisuki-ko:心霊大好きっ子)に属していて、みんなからは妹のように慕われています。

まあ、こんな愛くるしい見た目だから、わかる気がしますね。

性格もおとなしく、何かを頼まれたら嫌といえないタイプ。だから、まわりから可愛がられるわけです。

サキについて特筆すべきなのは、元タレントという点です。それほど有名じゃありませんが、子役としてちょこちょこテレビドラマなどに出ていたようです。

だから、表情とかしぐさが、ほかの人とちょっと違うのです。

言い方を変えれば、なんか嘘くさい……あ、これは私の考えじゃありませんよ。マヨ先生がサキに初めて会ったとき、そう感じたそうです。

「あ……ごめんなさい……自己紹介が遅れてしまって」そう言いながら立ちあがると、深々とお辞儀をした。「ボク……わたくしはサキと言います。よろしくお願いしますぅ」
「いや、いいんですよ」私は恐縮しながらも、違和感を覚えた。サキちゃんの丁寧なふるまいは決して不快ではないのだけど、なんだか芝居がかって、心が篭っていない印象を受ける。「元子役」という先入観がそう思わせるのかな……。

細かいことですが、ここでマヨ先生は「サキちゃん」と呼んでいます。でも、学園では「サキ」と呼び捨てにしています。

じつは、マヨ先生が女子大生時代、つまり麗宝学園の教師になる前に、すでに中学生のサキと出会っているのでした。

「ふう……」しばらくしてサキちゃんがため息をついた。「で、ナツミさんとはえっちしたの?」
「へ?」思わず素っ頓狂な声をあげた。なに言ってるの……?
「あの……気を悪くしないでほしいんだけど、中学生の女の子に、そんな話をするのは……」
「あ、そうですよね。すみません。つい自分が中学生だってこと忘れちゃってぇ……」サキちゃんが笑顔になる。さっきまでとはちがい、ナチュラルな女の子の表情に見えた。
「……っていっても、えっちなことはしてないんだけどね。一晩おなじ部屋で寝ただけ」
「ひゃああ……」サキちゃんが大きく息を吸いこみ、目を見開いて、私を見つめる。
「どんなことしたの? ねえ、どんな感じ?」自分の言葉に興奮しているようだった。
「いや、ちょっとチュっと……」
「え〜〜〜っ、キスしたのぉっ!?」サキちゃんが突然甲高い声をあげた。その声は木霊のように響いた。だれもいないことはわかっていたけど、あたりを見まわさずにはいられなかった。
「いや、だから、ちょっと唇が一瞬、触れただけ、キスとはちがうよ」

元子役ということは、幼いころから、大人のいる社会で仕事をしていたということ。だから、同年代の子に比べて、異様に「ませて」いるわけです。

あとお気づきの方もいるかもしれませんが、サキの一人称は「ボク」。そう。ボクっ娘です。

人によっては、これも“萌え”ポイントかもしれませんね。

ハルカ(麗宝学園高等部2年生)のお話

haruka-thumbnail.jpg──それでは、サキのことをよく知る生徒さんにお話を聞きたいと思います。ハルカさん、よろしくお願いします。

「よろしくお願いします」

──ハルカさんとサキさんの付き合いは長いのですか?

「はい。中等部のころからですから、SDKのメンバーの中では一番わたしが長いと思います」

──サキさんはどんな女の子ですか?

「やっぱり、元タレントさんということもあって、とてもかわいらしいです。顔とかが、っていうより、立ち振る舞いがキュートなんです」

──サキさんとは一緒に遊んだりするのですか?

「はい。わたしもサキも、あまり外に出ていくタイプじゃなくて、サキはゲームとかアニメにくわしいので、いろいろ教えてもらいました」

──サキさんについて何か印象的なエピソードはありますか?

「えっと……あの、お話してもいいんでしょうか?」

──なんです?

「いえ……先生から『ネタバレになることは話さないで』って言われたので……」

──あは。心遣い感謝します。先生にもよろしくお伝えください。では、当たり障りのないもので。

「そうですね……麗宝学園には〈開かずの間〉っていうのがあったんです……これはいいですか?」

──どうぞ。

「〈開かずの間〉は、ふだん生徒が行き来しない別館にあって、夕方近くになると、日が差さなくなって、薄暗いんです。だから、とても不気味で。その〈開かずの間〉に、サキと肝試しに行ったときのことが心に残っています」

──そのエピソードは、マヨ先生も憶えているみたいですよ。

「あいつら、肝試しだな」ヤヨイの声で我に返った。
「肝試し?」
「流行ってるんです。絶好のスポットでしょ? ここ」
「ねえ、あのコたち……知ってる?」
「小さいのがサキ。もうひとりはハルカ」
サキ! やっぱり。
「親しいの?」
「名前と顔ぐらいしか知らない。サキはまだ中等部だしね」

──ハルカさんにとってサキさんはどういう存在ですか?

「かわいい後輩というか、友達というか、妹というか……あんなことがあったけど、今では大切な存在だと思ってます」

──「あんなこと」には突っ込まないほうがいいでしょうね。ネタバレになるから。

「はい……すごく恥ずかしいです」

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